日本式ペンホルダーの世界チャンピオンの技術を伝承する必要性

現在、ペンホルダーの選手の割合が減ってきていますが、これでいいのでしょうか。

今、ペンホルダーの逆襲を強く望む!

どんでん返しの時がくる日に備えて…。

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流行は強い者によって作られていくが…

現在、ペンホルダーの選手の割合が減ってきていますが、これでいいのでしょうか。

スポーツにも流行というものがあり、その時代に一番強い選手の技術が持てはやされるのはこれまでのスポーツ界の流れを見ても分かります。

現在、シェークハンドの選手が多いのも、そんな流行、強い選手が使っている新しい技術などの影響が大きいのでしょう。

しかし、このまま、日本のペンホルダー選手が、長年伝承してきたテクニックが引き継がれずに過去のものとされてしまうことが、日本卓球のためにいい事だとは思えません。

現在の指導者のかなりの人はペンホルダーの選手だった

現在の日本の指導者世代の人達で、40歳代より上の方たちの現役選手時代は、ペンホルダーとシェークハンドのラケットの使用者の割合は、半々か、若干ペンホルダーの選手の方が上回っていたのではないでしょうか。

現在、卓球部の顧問や、コーチをされているこの年代の方たちは、自分がペンホルダーの選手だったにもかかわらず、教え子たちは皆、シェークハンドのラケットの使用者という、なんともすっきりしない、状況にある方がけっこういるのではないでしょうか。

日本式ペンホルダーならではの技術の伝承がストップしてしまうのはなんとも歯痒いとしか言えません。

ペンホルダーの世界チャンピオンの技術が伝承されなくていいのか

水谷隼選手をはじめ、極最近の日本卓球が再び世界のトップにのし上がってきたのは、若くして海外で腕を磨き、両ハンドスタイルを自分のモノにしたのが要因と、卓球専門誌では評していました。

しかし、日本人の世界選手権優勝者の実績の評価が下がるワケでは決してありません。河野満選手、小野誠治選手が優勝した大会(1977,1979)には、強豪の中国はボイコットしていたワケではありません。(1979年はピョンヤン大会)

当時は異質ラバーでも両面同色が許されていた時代です。サービスの時の打球面を、身体や腕で隠す事もルール違反ではありませんでした。(決してみんながやっていたワケではありませんが)

そんな時代に河野満選手と小野誠治選手は、日本式ペンホルダーで世界チャンピオンになったのです。

決して、日本式ペンホルダーは時代遅れではないと私は思うのです。

現在、ペンホルダーの選手が減ってしまっている状態で、ペンホルダーのトップ技術が伝承されなくていいのでしょうか!

是非ともあなたには、日本式ペンホルダーのチャンピオンの技術の伝承者になって欲しい。

シェークハンドが優勢の理由を疑ってみる

シェークハンド使用者が多い理由が、シェークハンドの方がペンホルダーより技術的に有利であるという定説をそのまま鵜呑みにしてしまう前に、仮定として、それを疑ってみることは、許されることです。

大勢の反対を選ぶことが、自分だけが生き残るキーポイントになる事さえ起こりえます。

現在のシェークハンド優勢の状況は、チキータなどの幾つかの新しいテクニックがもたらしたものと仮定してみましょう。

ペンホルダーのプレーヤーにも、そのようなペンホルダー独自の新しいテクニックや攻撃方法がこの先、生まれてくるかもしれません。(ペンホルダーの裏面打ちもそのひとつ)

しかし、ペンホルダーのプレーヤーが少ないという状況でそういった大逆襲がなかなか起こりにくくなっているのが現状です。

しかし、考え方によってはペンホルダープレーヤーが少ないからこそ、革命的な技術を見つけ出せた時には、卓球界にまた革命を起こすことが可能になるかもしれないのです。

それは、日本式ペンホルダーの世界チャンピオン達が、願っていることでしょう。

そして、現在、指導者の立場にある、現役時代にペンホルダーの使用者だった先生たち。

ペンホルダー独特の台上のラケットの使い方、何種類ものショートの使い分けなど。

ペンホルダーだからこそできる技術の数々。

いま、シェークハンドに転向を考えているなら、まだペンホルダーを諦めるのは早いのではないですか?

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