卓球部内で、いちばん強くなって、エースと呼ばれるまでになるには、1年生の時から、どのような心構えで練習に望めばよいのでしょう？
強い卓球選手になるには
強い卓球選手になるには、強くなった自分を明確にイメージできなければなりません。
なんとなく練習しているだけでは才能の持ち腐れということになってしまいます。
強くなるため考え方は、
- 明確な目標
- 目標の映像化
- 目標達成した時の情動
を明確にすることです。
これを、常に意識することで、無意識化まで持っていけたら、やがて行動が変わってきます。
朝起きた時や、夜寝る前に、強い卓球選手になるという目標を、言葉にし、映像を思い浮かべ、その時の達成感をイメージすると、徐々に無意識化に近づいていきます。
あなたが卓球部員で、いちばん強くなったら
卓球部に入部して、いちばん強くなって、充実した部活動生活を送っているところを想像してみると、胸が高鳴りませんか。
あなたがチームの大黒柱として、さっとトレーニングウェアの上着を脱いで立ち上がる。そして団体戦の勝利を決めるゲームへ向かう。
そんな場面をイメージしても決して行き過ぎではありません。
あなたがイメージした通り強くなっていけば、それは現実に起こる事なのです。
どんな夢を描いて、あなたは卓球というスポーツを選択したのでしょう。
他のスポーツに較べて、ちょっとラクそうなイメージがあったから。
なんて思っている人は、もうそこでストップです。
しかし、卓球というスポーツは、そうやって、ラクしたいなんて言っていた人間までも、心を掴んでしまう奥の深さのあるスポーツなのです。
遊びの延長から抜け出す覚悟はあるか
卓球というスポーツは別名「瞬発力のマラソン」とも呼ばれるスポーツです。
それに加えて、凄まじく脳を使う競技でもあります。
上回転、下回転、横、斜めの回転、ナックルボール。
他の競技を下げるつもりは有りませんが、野球やテニスと較べても、ボールの「回転」だけを取ってみても、まさに、脳のフル回転を要求させられます。
遊びの卓球だけでは見えて来ない所まで、あなたも足を踏み入れて行きましょう。
市の児童館などで見る、運動が得意なはずの友達のヘンテコな卓球。
そこに留まっていては勿体無い事です。
やるからには、周りの人間たちの中で、いちばん強くなるつもりで取り組まなくちゃ面白くないじゃありませんか！
部活動の時間だけで、まわりの選手より強くなるには
1年生の時期は、もしかしたら部活動の時間内にボールを打つ時間が余り与えられないかもしれません。
しかし、この時期を無駄にしてはいけません。
見て学ぶ事を覚えるのも重要です。
先輩達のプレイを見て学ぶ。
そして自分の知らない、出来ない技術を目で見て覚えていきましょう。
そして、そのプレイを解説できるほどに記憶しておく。
そうしておくと、自分がボールを使った練習ができる時に、そのプレイを再現するのに時間の短縮ができます。
学んだプレイを見本以上に極めていけば、いちばん強くなるという目標にどんどん近づいていきます。
基本技術を疎かにしてはいけない
部活動時間内ににボールが打つ時間が少ないならば、それは、目を養うチャンス、体力をつけるチャンスでもあります。
つまらないトレーニングと思うかもしれませんが、数年後に部内でいちばん強くなっている自分をイメージしながら続けると、これもまた満足のいくものになるでしょう。
部活動の時間以外でも卓球に触れる
自分が、部活動でボールを満足に打つ時間が来る前に、予習しておく事。
自分達がボールを多く使える時期が来るまで、基本を終了しておく事はもちろん、練習方法まで組み立てる準備が出来ていれば、あなただけでなく、チーム全体の実力アップにも貢献出来る筈です。
自分がいちばん強くなれば、チームメイトにその技術を伝えることも可能でしょう。
惜しみなく技を教えられる心を持っているなら、チーム全体のレベルアップにも協力できるでしょう。
コーチや先輩の教えや技術論が正しいとは限らない
あなたの所属する卓球部の顧問が、どれほど指導に熱心かどうか分かりません。
卓球に精通した指導者かどうかも分かりません。
現在、部活動の顧問になる事を重荷と感じている先生方は少なくありません。
こと、卓球に関しては、先生やコーチ、先輩の教えが正しいとは限りません。
技術論は日々変わっていきます。
先生の教えを逆に評価出来るところまでいく事を目標としましょう。
それには、部活動時間中では得られない、名選手のプレイや最新の技術、情報に常に目を通しておく事が必要です。
卓球界の最新情報をいちばん知っているのがあなたであれば強くなるための近道になるでしょう。
他校の強豪校の練習方法などを参考にしましょう。
強豪校の練習方法を真似てみることは、あなたが強豪校の卓球部に入部しているのに近い効果をもたらしてくれます。
市民体育館などで練習する時は、部活動で先輩達がしている練習内容を超える高度な技術の練習をこなす事が出来れば、1年後、2年後、自分達がチームの中心になる時には相当の自信になっていくでしょう。
現在の先輩方がしている練習メニューより、考えられた方法を今から考えておけば、部全体のレベルアップはもちろん、いちばん強くなることも夢ではありません。