卓球部の顧問やコーチを引き受けた先生へ

卓球部の顧問をお引き受けになられた先生。

卓球教室のコーチに新たに招かれたあなた。

選手のレベルアップを助け、正しく導ける準備は出来ていますか?

卓球部の顧問やコーチがするべきこと

学生時代、卓球部で選手として活躍していたものの、しばらく卓球の現場から離れてしまい、顧問として久々に現場復帰された先生もいらっしゃるかもしれません。

顧問として熱意を持って生徒たちに卓球の素晴らしさを伝え、上達を促すためにはやらなければならない事はいくらでもあります。

常に新しい技術と戦術の情報をチェックしておく

卓球の技術、戦術は日々進化を続けています。

一昔前は常識外と思われていたような打法が現在では当たり前のように広まっています。

選手自身も常に新しい技術を模索していると思いますが、選手を指導する立場の顧問の先生やコーチの側も、情報としての最新の技術、練習方法を常に知っている必要があります。 

選手にあと一歩の上達が必要な場合には、たとえ指導者自身が体現できなくても、コーチングによって、選手が新しい技術を身に付けられるよう協力してあげられなければなりません。

情熱だけで選手を強くする事はできない

選手の情報力がコーチを上回ることもある

顧問のあなたが、強い情熱を持って指導者したとしても、コーチングを受ける選手の方が、思考力、洞察力、持っている最新の情報が、あなたより既に上回っている場合があります。 

または、あなたの教える選手が上達し、自力で能力を上げていく過程で、教え子に、あなた自身のコーチとしての指導力の上限を見極められる事も起こり得ます。

それは、選手から、コーチとしての能力を常に試され、見透かされてしまう事と隣り合わせです。

方向性の食い違いを恐れずに

卓球部の顧問、コーチとして、選手を育成し、強くするには、その選手が目指している方向性を変えてあげなければならない事も、時にはあります。この意見の食い違いは時に痛みを伴うものです。

最終的に方向性を決めるのは選手本人ですが、あなたの持つ卓球理論と情報に確かな確信がなければ、選手との実りある意見の交換を行う事が出来ません。

強くなっていく選手と共に喜びを分かち合う

あなたが卓球部の顧問、コーチとして指導に関わった選手が、あなたの確信的なアドバイスや練習方法により、着実に、または、ある時に突然、爆発的に実力をつけ、その先の人生が変わる程の進歩を見せた時、指導者としてのあなたの充実感は満たされていきます。 

選手達と共に喜びを分かち合う瞬間をイメージする事は、あなた自身のやる気も呼び起こすでしょう。

選手に伝えられる最新情報を常にチェック出来る体制を整えるために

選手が強くなるためには、昔ながらのガムシャラにボールを打ち続けるような練習方法では非効率です。

インテリジェンスのある選手は、自分自身で、効率的なトレーニング方法や最新の技術や情報を身に付けていきます。

しかし、中には、有り余る才能を持っていながらも、技術の習得や新しい情報を取り入れる事に疎く、もう一段上を目指す事に対して、カラ回りしてしまっている選手もいる事でしょう。

そんな、非常に惜しいと思われる選手も、コーチであるあなたの作りだす練習環境によって、無意識に当たり前のように、最新の技術情報に触れる習慣を身につける事が出来るようにしておく。

それが出来れば、あなたが選手達にトップを目指すための快適な環境を作ってあげた印になり、同時に信頼を勝ち取る事にもなるでしょう。

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