団体戦メンバーの選考する時に監督として考える事は?

卓球部員なら誰もが団体戦のメンバーになりたいはずです。

部内で選手たちの実力が伯仲していれば、監督としては、メンバーの選考に頭を悩ませるところです。

誰もが納得する選手の選考をする事があなたにはできますか?

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団体戦のメンバーを決める時

失意の女子部員の思い出

現在の部員の数と実力を考えて、なんとか団体戦のメンバーになれそうだと考えて、練習に勤しんでいた部員(女子部員)が、新入部員にその座を奪われてしまい、失意の中、数週間に渡り、部活動に顔を見せなくなってしまったという事が、私が高校の卓球部の時に、あった事を覚えています。

熱心に練習を続け、団体戦のメンバーになれる目算をしていた彼女にとっては、かなりのショックだったのではないかと思います。

その時、どうやって彼女が練習に戻って来たかは記憶がないのですが、チームメイトが慰めるとともに励ます事によって、彼女は再び続ける気になったのだと思います。

顧問の先生は男性でしたが、その時、その失意の女子選手にどのような言葉を掛けたのか、または一切タッチせず、同期のチームメイトに任せたのかは、私には分かりません。

団体戦メンバーの座をを奪われた先輩と、メンバーになった新人は、結局、個人戦でダブルスを組んで(組まされて)大会に出場していました。彼女は立ち直り、試合では先輩らしく振舞っていました。

立ち直った彼女は立派でした。

現役時代の挫折経験が生きる時

このような、ほろ苦い経験は、部活動に限らず、誰でも人生を重ねる過程で体験するものです。

しかし、感受性の不安定な中学、高校時代という時期は少しのボタンの掛け違いで、間違った方向にいってしまう可能性も考えられます。

挫折感を乗り越えて、人生を強く生きるための良い経験にして欲しいものです。

あなたが部活動の顧問、監督、コーチとして、失意の選手に対してどのような対応をするべきか、準備は出来ていますか?

あなた自身の過去の苦い経験が活きてくるのは、そんな時なのかもしれません。

過去の辛い体験が多ければ多い程、メンバーの選考に漏れた失意の選手の気持ちが、分かるでしょう。

もしかしたら、あなたが学生時代に、団体戦に出場できなかった経験が、今、生きる時が来たのかもしれません。

誰もが納得できるメンバー選考

団体戦のメンバーを選ぶのがあなたの役目なら、誰もが納得出来る選考をしたいものです。

選手のこれからの人生が掛かっているかもしれないのですから。

もし、あなたの意志によって、特殊な編成を選択をするのならば、メンバーから漏れてしまった実力者に対して、納得のいく説明が必要になります。

自分の決めたメンバー選考に納得をさせるために

部内での総当たり戦によるランキング付けを定期的に行う

この方法は、結果がものを言うので、部内のランキングを選考材料にする事が、最有力となるでしょうか。

対外試合での戦績

部内では常に一緒に練習しているので、お互いの弱点も分かっていたり、得意なサーブも、毎日受けているので、選手たちはお互いの手の内がほぼ分かっています。

そのような状況での部内での戦績と、対外試合での戦績が、随分と差がある場合があります。

珍しい戦型(ラバーの組み合わせや左利きなど)の選手で、部内での戦績は5番手、6番手に位置するにも拘らず、対外試合や大会での勝率が他の選手がよりも高いという事は起こり得る話です。

このような場合、レギュラーメンバーのボーダーラインにいるプレーヤーには、納得いく選考理由の説明が必要になるでしょう。

選手が、たとえ団体戦メンバーから漏れたとしても、今まで以上に練習に取り組めるような気持ちになったなら、あなたのコーチとしての充実感も満たされる事になるでしょう。

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