まったく未経験の種目や、学生時代に体育の時間くらいしかやったことがない種目の部活動の顧問になってしまった先生。
それが卓球部だったなら、それは幸運といえるかもしれません。
卓球部の顧問になってしまった
卓球未経験なのに卓球部の顧問になってしまった先生。
ひとつこれからもう一度青春を取り戻してみませんか?
部活の顧問をする事による教員の過重負担が問題になっている昨今ですが、もしあなたが未経験でも、「卓球部の顧問?しゃんめい!引き受けてやるか!いや、やりたいです!いや、やらせて下さい!」という気持ちを持っているなら、これから幾度となく、素晴らしい感動の場面に遭遇する事が出来るでしょう。
もちろん、部活動の顧問を拒否する先生方の主張も理解できます。
専属コーチ制度の導入など、将来まだまだ解決すべき問題はあるのでしょう。
しかし、部活動の顧問をする事によって、教室での生徒たちとは違った側面に触れる事ができます。
授業を受けている時とは別人のように目を輝かせている生徒に気付く事もあるでしょう。
初心者の部員と共に強くなれ
卓球なら、未経験のあなたでも最初の数ヶ月なら、初心者部員の相手をしてあげられるでしょう。
あなたが学生時代、他のスポーツで鳴らしていたなら、初心者の部員達と一緒に上達を目指していくのも悪くはありません。
卓球というスポーツは、ハマると実に楽しく奥の深い競技なのです。
生徒が、授業で凝り固まった頭と身体を部活動でほぐすように、あなたも生徒達と一緒にリフレッシュしてしまいましょう。
最近ウェストが気になっているのなら、なおさらです。
顧問の経験を将来の自分の財産にする
未経験だからこそ、生徒達の中に入って、自分自身も卓球の上達を目指すのです。
そうすることによって、あなたは様々なものを得る事ができます。
過去には、自分自身が卓球未経験でありながら、試行錯誤と努力で、部員達を全国2位に導いた先生もいらっしゃいます。
そんなに物事は上手く行かないのが現実ですが、そのようなストーリーも実際にあるのです。
未経験者なら自分もボールを打ちながら技術を覚える
人にモノを教えるには、自分も出来た方が、出来ないよりは意思の疎通がしやすいと言えます。
あなたがスポーツに自信があるなら、身をもって、技を習得し、選手に伝えてあげる。
そして、一緒に上達していく。
技術をひとつひとつ覚え伝えていく事によって、あなたのコーチとしての能力も上がっていくでしょう。
それはあなた自身の貴重な財産になります。
あなたが卓球を学ぶ事によって、「伝える」能力も身につけていくのです。
あなたが部員と共に上達したら、市民大会に出場したって恥ずかしい事ではありません。
そして仮に、あなたが上達し、一番強い選手とゲームで互角の闘いが出来るようになった時には、部員からの求心力は益々上がっていくに違いありません。
これは、あなたにスポーツに自身があればという、仮定のお話ですが、せっかく、卓球に関わるのなら、徹底的に卓球を掘り下げてみるのも悪くはありません。
未経験だからといって顧問をしてはいけない理由はありません。